歴史クイズ

未使用の1943年・1946年リンカーンセントコレクションの価値はいくら?戦時中コインの相場を解説

1943年リンカーン・スチールセント(鋼鉄1セント硬貨)とは

1943年、第二次世界大戦による銅の需要急増を受け、軍需用の銅を節約するため、1セント硬貨の素材は亜鉛メッキを施した鋼鉄へと変更されました。このため、1943年に発行されたペニーのほとんどは鋼鉄製(スチールセント)となっています。

しかし、発行枚数が非常に多いため希少性は低く、一般的な価値は額面価格程度にとどまります。なお、ごく一部に銅板を誤って使用して鋳造された「1943年ブロンズセント」が存在し、こちらは数十万ドル以上の超高額で取引されることで知られています。磁石にくっつくかどうかで、鋼鉄製かどうかを簡単に見分けられます。

1943年スチールセントの発行枚数は、フィラデルフィア造幣局とデンバー造幣局の合計で1,093,550,000枚に上ります。未使用(UNC)状態のものでも、最高のコンディションであれば通常1枚1ドル未満で入手可能です。また、亜鉛メッキが剥がれると錆びやすいため、美品を見つけるのは意外と難しい点にも注意しましょう。

1946年リンカーン・ウィートセント(小麦1セント硬貨)とは

裏面に麦の穂模様(ウィートイヤー)が描かれた1946年リンカーン・ウィートセントの発行枚数は、フィラデルフィア造幣局とデンバー造幣局の合計で100,150,000枚です。

未使用品は比較的容易に見つかり、価格も手頃です。良好なコンディションの1枚を額面価格で手に入れられることもありますが、ディーラーから未使用品を購入する場合でも、通常は1ドル未満で済みます。

1943年・1946年未使用リンカーンセント完全セットの価値

未使用状態の1943年セントと1946年セントをそれぞれ1枚ずつ組み合わせた完全セットの評価額は、コインのコンディションや購入先によって変動しますが、おおよそ2〜5ドル程度が相場です。

投資目的というよりは、戦時中のアメリカの歴史を手軽に感じられる記念的なコレクションとして楽しむのがおすすめです。セットで保管する際は、湿度の高い環境を避け、フリップや専用ケースに入れて錆や傷から守ることが大切です。