答え:1942年
世界初の電子式デジタルコンピューターとされる「ABC(Atanasoff-Berry Computer、アタナソフ・ベリー・コンピューター)」は、1942年の終わりに完成し、実際に動作することが実証されました。
ABCとはどんなコンピューター?
ABCは、アイオワ州立大学(当時はアイオワ州立カレッジ)の数学・物理学教授だったジョン・ヴィンセント・アタナソフと、大学院生のクリフォード・ベリーによって1939年から1942年にかけて開発されたものです。
このマシンには、当時としては画期的な以下の特徴がありました。
- 真空管を使った電子式の演算装置を採用していた
- 2進法(バイナリ)による計算を行った
- 連立一次方程式を解くことを目的として設計されていた
- ドラム型の記憶装置を使用していた
なぜENIACではなくABCが「最初」なのか?
一般に「世界初のコンピューター」として知られることが多いのは1946年に公開されたENIACですが、完成時期ではABCの方が先んじています。
1973年に行われた米国の裁判(ハネウェル対スペリー・ランド社訴訟)では、ENIACの特許が無効とされ、アタナソフこそが電子式デジタルコンピューターの発明者であるとの判決が下されました。これにより、ABCが最初の電子式デジタルコンピューターであるという見方が広く認められることになりました。
まとめ
つまり、最初のコンピューターが作られたのは1942年であり、その功績はアタナソフとベリーの二人の研究者によるものだと言えます。現代のコンピューターの礎を築いた歴史的な出来事として、今日でも高く評価されています。