考古学的発見

スパイラル・ジェッティは浸食で消滅したのか?ユタ州グレートソルト湖に現存する場所とは

ロバート・スミッソンによって1970年に制作されたランドアート「スパイラル・ジェッティ(Spiral Jetty)」は、浸食などの原因によって消滅したわけではありません。現在も、米国ユタ州にあるグレートソルト湖の北東岸、ローゼル・ポイント付近にその姿を留めています。

ただし、この作品には特有の性質があります。グレートソルト湖の水位は気候や降水量によって大きく変動するため、水位が上昇すると作品全体が水没し、一時的に見えなくなることがあるのです。

実際、1980年代から1990年代にかけては高水位の影響で長期間水没していましたが、2000年代の干ばつによって再び姿を現しました。黒い玄武岩で造られた全長約450メートルの渦巻きは、水位との関係で「消失」と「出現」を繰り返す、自然と共存する芸術作品として世界的に知られています。