考古学的発見

火薬陰謀事件の火薬の樽はどこに隠されていた?その保管場所を徹底解説

1605年に発覚した「火薬陰謀事件(Gunpowder Plot)」。ジェームズ1世とイングランド議会の爆破を企てたこの陰謀は、イギリスの歴史において最も有名な事件の一つです。本記事では、陰謀者たちが使用した火薬の樽がどこに保管されていたのかを詳しく解説します。

火薬の樽が保管されていた場所

火薬陰謀事件で使用された火薬の樽は、ウェストミンスター宮殿(英国議会議事堂)の地下にある貯蔵室に隠されていました。

当時、この地下貯蔵室は貴族院(House of Lords)の真下に位置しており、ガイ・フォークスら陰謀グループはここに36樽・約2.5トンにも及ぶ大量の火薬を密かに搬入しました。11月5日に開催される予定だった国王演説の際に、ジェームズ1世をはじめとする議員たちを一挙に爆破することが狙いでした。

なぜ地下貯蔵室だったのか?

地下貯蔵室は建物の構造上、大量の火薬を外部の目から隠すのに絶好の場所でした。もともとこの部屋は石炭などの備品を置くために貸し出されており、陰謀者の一人であるトマス・パーシーは、その賃借権を手に入れることに成功していました。

計画はなぜ露見したのか?

しかし、実行直前の1605年11月4日の深夜、捜査当局が地下貯蔵室を捜索した際、火薬を見張っていたガイ・フォークスが発見されました。これにより陰謀は未遂に終わり、彼と共犯者たちは逮捕され処刑されました。

この事件を記念し、毎年11月5日にはイギリス各地で花火やかかしを燃やす行事「ガイ・フォークス・ナイト(Bonfire Night)」が今も催されています。