本記事では、フランス革命の原因と背景に関する選択式の演習問題を4問用意しました。各問題には詳しい解説が付いているので、歴史の試験対策や復習にぜひご活用ください。
問題1
フランス革命は1789年に始まり、1799年、ナポレオン・ボナパルトがブリュメール18日のクーデターによってフランスの権力を掌握するまで続きました。この出来事に影響を与えた思想は次のどれでしょうか。
a) ロマン主義
b) 啓蒙思想
c) 社会主義
d) アナキズム(無政府主義)
e) ニヒリズム(虚無主義)
問題2
1789年のフランス社会は、深刻な経済危機と激しい社会不安に見舞われていました。国王は危機を打開する手段として三部会の召集を選びます。三部会について正しく説明している選択肢を選んでください。
a) 危機の時に召集され、三つの身分(階級)の代表者が集まって解決策を議論した会議。
b) フランス貴族のメンバーがヴェルサイユで1週間集まり、国の新しい官僚を選んだ会議。
c) 国内のすべての大臣を即時に罷免すること。
d) フランス教会の重要な代表者を召集し、王の意思決定に助言させること。
e) 深刻な危機の時に課された臨時かつ強制的な税金。国民は王室の財政への追加拠出を義務付けられた。
問題3
フランス革命は1789年に勃発しました。これは深刻な経済危機に加え、貴族や聖職者が民衆に対して行った激しい搾取がもたらした結果でした。運動が始まると、民衆の怒りはすぐに貴族へ、そしてとりわけ王とその贅沢な生活様式へと向けられました。革命当時のフランス国王は誰でしょう。
a) ルイ14世
b) ルイ15世
c) ルイ16世
d) ルイ17世
e) ルイ18世
問題4
フランス革命における多くの出来事や重要な決定は、主に農民からなる民衆・大衆によって実行されました。では、民衆に加えて、革命の勃発とその進展に大きな影響力を持っていたもう一つの身分は何でしょう。
a) ブルジョワジー(市民階級)
b) 貴族
c) 聖職者
d) 家臣(隷属民)
e) 上記のいずれでもない
解答と解説
問題1の解答:b(啓蒙思想)
フランス革命の思想的な支柱となったのは啓蒙思想です。啓蒙思想家たちは、国家が人民によって正当化された制度の上に築かれるべきであり、すべての市民が法の下で平等に扱われるべきだと主張していました。革命はこうした理念を強く受け継ぎ、旧来の絶対王政や身分制社会への批判を理論的に支えたのです。
問題2の解答:a
三部会とは、フランスの君主が深刻な危機の際にのみ召集する非常時の会議でした。それ以前にフランスで召集されたのは16世紀のことであり、1789年にルイ16世が三部会を招集した際には、危機の解決が広く期待されていました。しかし事態は思うように進まず、第三身分は三部会から離脱して国民議会(後の憲法制定議会)を独自に創設。これが革命への決定的な一歩となりました。
問題3の解答:c(ルイ16世)
ルイ16世は、フランス革命の初期数年間におけるフランス国王でした。彼は革命勢力によってパリ郊外のヴェルサイユ宮殿を退去させられ、テュイルリー宮殿へ移ることを余儀なくされます。その後も反革命的な動きに関わり続けたため、恐怖政治の時代には「人民の敵」とみなされ、1793年にギロチンで処刑されました。
問題4の解答:a(ブルジョワジー)
ブルジョワジーはフランス革命の過程で極めて大きな役割を果たしました。そのため、フランス革命は「ブルジョワ革命」とも呼ばれます。当時のフランスのブルジョワジーにとって、貴族と聖職者が持つ特権や絶対王政の体制は、自らの経済的利益を妨げ、国家の発展を阻む障害でしかありませんでした。彼らは啓蒙思想に共鳴しながら、革命を主導する知的・経済的な原動力となったのです。