植民地政府とイギリス政府の最大の違いは「自治権の程度」
植民地政府とイギリス本国政府を分ける重要な違いの一つは、植民地に与えられた自治権・自己統治の度合いでした。
イギリス政府は植民地に対して全体的な権限と支配力を保持していましたが、植民地がどこまで自ら統治することを許されるかは、地域によって大きく異なっていました。
自治権が高かった植民地
例えば北米の13植民地のように、比較的高いレベルの自治を享受していた地域もありました。これらの植民地では、住民によって選出された議会が設置され、独自の法律を制定する権限を持っていたのです。
本国の直接支配を受けた植民地
一方で、植民地化の初期段階にあった地域や、先住民人口が多い地域などでは、イギリス政府によるより直接的な統治が行われ、自治権は大きく制限されていました。
自治権の程度を左右した要因
植民地に与えられる自治権のレベルは、主に以下のような要因によって決定される傾向がありました。
- イギリス本国からの距離
- 人口の規模と構成
- 中央集権的な統制の必要性の認識
つまり、本国から遠く離れた植民地ほど実質的な自治が進みやすく、逆に本国の管理が必要と判断された地域では強い統制が敷かれるという、柔軟かつ非対称な統治体制が敷かれていたのです。