結論:流通品なら額面の1ドルが基本
一般に流通しているジョージ・ワシントン1ドル硬貨は、特別な状態や希少性がない限り、額面である1ドル以上の価値はほとんどありません。銀行では1枚あたりちょうど1ドルとして扱われ、コインロール(1ロール25枚・額面25ドル)での両替や取引でも同様です。
発行の経緯と歴史
ジョージ・ワシントン1ドル硬貨は、2007年に始まった「大統領1ドル硬貨プログラム」の第1号として発行されました。このシリーズは、25セント硬貨と見分けがつきにくいとして不評だったスーザン・B・アンソニー1ドル硬貨の後継を目指したもので、金色に輝くマンガン真鍮クラッド材(銅約88.5%・亜鉛6%・マンガン3.5%・ニッケル2%)で作られています。
しかしながら、1ドル紙幣が引き続き広く使われていたことなどから一般には定着せず、需要の低迷を受けてシリーズは2016年をもって流通用の新規発行を終了しました。
高く売れるケースもある
すべてのワシントン1ドル硬貨が額面どおりというわけではありません。以下のような場合は、コレクター市場でプレミアムが付くことがあります。
・エッジ(縁)の刻印が欠落したエラー硬貨:2007年発行分の一部に存在し、状態によっては数十ドル〜100ドル超で取引される例もあります。
・未使用(UNC)品やプルーフ硬貨:光沢や傷の有無が評価され、額面を上回る価格が付く場合があります。
まとめ
日常的に手に入るジョージ・ワシントン1ドル硬貨の価値は、基本的に額面の1ドルです。ただし、エラー硬貨や未使用品は思わぬ価値を持つ可能性があるため、珍しい個体を見つけたら、信頼できるコインショップや鑑定機関に相談してみるとよいでしょう。