アメリカ合衆国の原型となった「13植民地」。その歴史には、建国の礎となる数々の「最初」の出来事や重要な転換点が詰まっています。この記事では、13植民地に関する興味深い事実を13個ご紹介します。
植民地時代の幕開け
1. 北米初の恒久的イギリス人入植地「ジェームズタウン」
1607年にバージニア州に設立されたジェームズタウンは、北米におけるイギリス最初の恒久的な入植地です。ここからイギリスによる植民地経営が本格的に始まりました。
2. アメリカ最初の成文憲法「メイフラワー誓約」
1620年、メイフラワー号に乗ったピルグリムたちが署名した「メイフラワー誓約(Mayflower Compact)」は、アメリカにおける最初の成文憲法とされています。住民同士が合意によって自治のルールを定めたこの文書は、後の民主主義の基盤となりました。
続々と生まれた「アメリカで初めて」
3. 奴隷制の始まり(1619年)
1619年、最初のアフリカ人奴隷がイギリス植民地に連れてこられました。この年は、後のアメリカ社会に深い影を落とす奴隷制の歴史の起点となりました。
4. 初の代表議会「バージェス議会」
同じく1619年、バージニアに設立されたバージェス議会(House of Burgesses)は、アメリカで最初に成功した代表制議会です。住民の声を政治に反映させる仕組みの先駆けとなりました。
5. 最古の大学はハーバード大学
アメリカで最初の大学は、1636年に創立されたハーバード大学です。今日では世界有数の名門校として知られています。
6. 初の印刷機(1638年)
1638年、マサチューセッツ州ケンブリッジにアメリカ初の印刷機が設置されました。これにより知識や情報の伝達が大きく進みました。
7. 初の公共図書館(1653年)
1653年には、マサチューセッツ州ボストンにアメリカ初の公共図書館が設立されました。一般の人々が本に触れられる場として重要な役割を果たしました。
8. 初の新聞(1690年)
アメリカ初の新聞は、1690年にボストンで発行されました。以降、新聞は世論形成の場として植民地社会に欠かせない存在となります。
9. 初の郵便局(1691年)
1691年にはボストンにアメリカ初の郵便局が設立され、植民地間をつなぐ通信網の整備が始まりました。
独立への道のり
10. 初の植民地間会議「オールバニ連合計画」
1754年に開催されたオールバニ連合計画(Albany Plan of Union)は、フランスに対抗してイギリス各植民地の防衛を調整するために開かれた、最初の植民地間会議です。植民地が一つに団結する動きの先駆けとなりました。
11. 独立戦争の火ぶた「レキシントン・コンコードの戦い」
1775年、マサチューセッツのレキシントンとコンコードで放たれた銃声が、アメリカ独立戦争の最初の一発となりました。「聞こえる銃声」として歴史に名を刻んでいます。
12. 「独立宣言」の採択(1776年7月4日)
トーマス・ジェファーソンが起草し、大陸会議が1776年7月4日に採択した独立宣言は、13植民地のグレートブリテン(イギリス)からの独立を世界に宣言しました。7月4日は現在も「独立記念日」として祝われています。
13. 合衆国最初の憲法「連合規則」
1781年に採択された連合規則(Articles of Confederation)は、アメリカ合衆国最初の憲法です。その後、より強力な中央政府を作るため、現在の合衆国憲法へと発展していきました。
まとめ
13植民地の時代は、入植から独立までの約170年間にわたり、議会・大学・図書館・新聞など、現代アメリカにつながる多くの制度や文化が生まれた時期でした。これらの「最初」の歴史を知ることで、アメリカ建国の精神と歩みがより深く理解できるでしょう。