歴史クイズ

このグラフが示す約50年間に君臨したローマ皇帝は何人?自然死したのは?最も多かった死因とは?

このグラフが対象とする約50年間にローマ帝国を統治した皇帝は、合計5人です。そのうち3人が自然死を遂げ、残る2人は非業の死を迎えています。つまり、この時代の皇帝にとって最も一般的な死因は、意外にも「自然死」だったのです。

グラフに登場する5人の皇帝とその最期

1. ティベリウス(Tiberius Julius Caesar)

初代アウグストゥスの後継者となった皇帝です。長寿を全うし、老衰による自然死でその生涯を閉じました。

2. カリグラ(ガイウス・カエサル)

奔放な言動と暴政で悪名高い皇帝です。親衛隊の将校たちによって暗殺され、在位わずか数年で命を落としました。

3. クラウディウス

史料上は病死などの自然死として扱われることが多い皇帝ですが、毒殺説も古くから有力視されており、その死因については今なお議論が続いています。

4. アウルス・ウィテリウス

「四皇帝の年」と呼ばれる激しい内乱期に即位した皇帝です。敗北後、怒った群衆によって街中を引きずり回され、殺害されるという凄惨な最期を迎えました。

5. ウェスパシアヌス

内乱を収拾し、フラウィウス朝を開いた皇帝です。闘病の末に亡くなり、数少ない「天寿を全うした」ローマ皇帝の一人となりました。

まとめ:最多の死因は「自然死」

5人の皇帝のうち、ティベリウス、クラウディウス、ウェスパシアヌスの3人が自然死であり、全体の約6割を占めています。一方、カリグラは暗殺、ウィテリウスは暴徒による殺害という、暴力による死を遂げました。

この結果だけを見ると、皇帝の中でも比較的安泰に生涯を終えた者が多かったように思えます。しかし、当時の宮廷では権力闘争が絶えず、「自然死」と記録されていても実際は他殺の疑いが拭えないケースもあり、ローマ皇帝という地位がいかに危険であったかを物語っています。