歴史クイズ

1971〜1975年の40%シルバー・アイクダラーを見分ける方法

1970年代前半に発行された「40%シルバー」のアイクダラー(アイゼンハワー・ダラー)は、一般流通用ではなくコレクター向けに特別に販売された希少なコインです。本物かどうかを見分けるには、以下の特徴を一つずつ確認しましょう。

1. 組成(金属成分)

40%シルバーのアイクダラーは、外層に銀80%・銅20%、芯材に銀約21%・銅約79%を使ったクラッド構造を採用しており、コイン全体としての銀含有率は約40%になります。一方、通常の流通用アイクダラーは銀を含まない銅ニッケル合金で作られているため、この成分の違いが最も重要な識別ポイントとなります。

2. 重量

40%シルバー版の重量は約24.59グラムで、銅ニッケルクラッド版の約22.68グラムよりわずかに重くなっています。これは銀の方が銅より密度が高いことが理由です。精度の良い電子秤があれば、この重さの違いで簡単に判別できます。

3. 色沢

銀の含有率が高いため、40%シルバー版は銅ニッケル版とは異なる、やや柔らかく落ち着いた輝きを放ちます。経年によって灰色がかったトーンに変化することもあります。ただし、色だけでの判断は難しいので、必ず他の特徴と併せて総合的に確認してください。

4. ミントマーク(造幣局マーク)

40%シルバーのアイクダラーは、すべてサンフランシスコ造幣局で鋳造されています。コインの裏面(リバース)の日付の下にある「S」のミントマークを探してください。「S」マークがない場合は、40%シルバー版ではないと判断できます。

注意点

40%シルバーのアイクダラーが製造されたのは、1971年・1972年・1973年・1974年の4年間のみです。1976年の独立200周年記念版にも40%シルバーのコレクター版が存在しますが、1975年に40%シルバー版は作られていません。また、アイゼンハワー・ダラーに90%シルバー仕様は存在しない点にも注意が必要です。確信が持てない場合は、PCGSやNGCなどの専門鑑定機関に査定を依頼すると安心です。