第二次世界大戦後の労働者の生産性向上、その主な要因は?
第二次世界大戦後に労働者の生産性が大きく向上した主な要因として正しいのは、「資本深化(しほんしんか)」です。
資本深化とは何か
資本深化とは、生産過程において労働者1人あたりが利用できる資本、すなわち機械、設備、インフラなどの物理的資本の量を増やし、労働力に対する資本の比率を高めていくプロセスを指します。同じ人数の労働者でも、より多くの設備や機械を使えるようになれば、より多くの財やサービスを生産できるようになります。
戦後における資本深化の進展
第二次世界大戦後、多くの国々で資本深化が顕著に進みました。これが労働者の生産性向上を支える大きな原動力となりました。特に日本や西ドイツなどの国々では、戦後復興から高度経済成長期にかけて工場設備や機械への投資が活発に行われ、生産効率が飛躍的に高まったことで知られています。
資本深化をもたらした主な要因
戦後の資本深化は、以下のような複数の要因が組み合わさった結果として実現しました。
- 技術の進歩: より高性能で効率的な機械や設備が開発され、実際の生産現場に導入されました。
- 機械・設備への投資拡大: 企業や政府が生産設備の更新・拡充に積極的に投資しました。
- 熟練した労働力の供給: 教育水準の向上により、新しい設備や技術を使いこなせる技能を持った労働者が増加しました。
まとめ
第二次世界大戦後の労働者生産性の向上は、主に資本深化によってもたらされました。労働者一人ひとりに充実した物理的資本を行き渡らせることで、少ない労力でより多くの生産が可能になり、戦後の経済成長を強力に支えたのです。