「チャールズ」という名でイングランドおよびイギリスを統治した君主は、これまでに3人います。17世紀のステュアート朝の2人と、2022年に即位した現国王です。それぞれの時代や治世の特徴を詳しく見ていきましょう。
チャールズ1世(1625年〜1649年)
チャールズ1世は、スコットランド王ジェームズ6世(イングランド王としてはジェームズ1世)とデンマークのアンの息子として生まれました。1625年にイングランド、スコットランド、アイルランドの王として即位します。
しかし、議会との対立を深めた結果、イングランド内戦(清教徒革命)が勃発。1649年には反逆罪で裁かれ、処刑されました。裁判によって処刑されたイングランド史上唯一の国王として知られています。
チャールズ2世(1660年〜1685年)
チャールズ2世は、チャールズ1世とフランス王アンリ4世の娘アンリエッタ・マリアの間に生まれた息子です。父の処刑後、王政は廃止されて共和政(イングランド共和国)が成立していましたが、1660年の王政復古によりチャールズ2世が王位に返り咲きました。
その治世は「陽気な王(メリリー・モナーク)」と称され、劇場の再開や科学の発展など、文化・芸術が大きく花開いた時代として記憶されています。
チャールズ3世(2022年〜現在)
チャールズ3世は、エリザベス2世女王とエディンバラ公フィリップの長男です。2022年9月、母であるエリザベス2世の崩御に伴い王位を継承しました。
ウェールズ公としての在位期間は歴代最長を誇り、即位時の年齢は73歳。これはイギリス史上最高齢での即位という記録にもなっています。