「スペイン無敵艦隊にイギリス兵は何人いたのか?」という疑問に対する答えは、実はシンプルです。スペイン無敵艦隊には、イギリス兵は一人も乗船していませんでした。
無敵艦隊とは何だったのか
スペイン無敵艦隊(アルマダ)とは、1588年にスペイン国王フェリペ2世がイングランド侵攻を目的として派遣した大規模な艦隊のことです。約130隻の軍艦と2万人以上の兵士を擁する、当時ヨーロッパ最強と謳われた艦隊でした。つまり、この艦隊を構成していたのはあくまでスペイン側の将兵であり、イギリス(イングランド)の兵士が艦隊に加わっていたわけではありません。
無敵艦隊の壊滅
イングランド側はフランシス・ドレークらが率いる海軍によってこれを迎え撃ちました。グレーブリンド沖の海戦では、火のついた船(ファイヤーシップ)を使ってスペイン艦隊を混乱に陥れるなど、巧みな戦術で無敵艦隊を圧倒しました。
さらに決定的だったのは、撤退中のスペイン艦隊を襲った暴風雨です。帰還の途についた艦隊はスコットランドやアイルランド沿岸で多くの船を失い、生きてスペインに戻れたのは出発時の半数以下とも言われています。
結論:スペイン兵は一歩もイングランドの地を踏めなかった
こうして無敵艦隊は壊滅的な打撃を受け、スペインの兵士が一人としてイングランドの土地に足を踏み入れることはありませんでした。この戦いは、海洋国家としてのイングランドの台頭と、スペインの覇権衰退を象徴する歴史的転換点となりました。