南カリフォルニアに先祖代々暮らしてきた先住民族、ガブリエリーノ族(ガブリエリーノ・トンガ族)が使用していた伝統的な住居は、「アパップ(Apap)」と呼ばれていました。
アパップとはどのような建物?
アパップは、草や葦などの植物素材を丁寧に編んで組み立てた小屋です。柳などの柔らかい木材で骨組みを作り、その外側に葦や草を編んだマットを覆うことで、ドーム状の住居が完成しました。
主な用途と特徴
アパップは主に一時的な避難所や仮住まいとして利用されていました。狩りや採集の旅の途中、あるいは季節ごとの移動生活の中で、手軽に建てられる住まいとして重宝されたのです。
- 構造: 草や葦を編み込んだ伝統的な編組造りの小屋
- 用途: 一時的なシェルター(仮設住居)
- 使用者: 南カリフォルニアの先住民族ガブリエリーノ・トンガ族
現在のロサンゼルス周辺からチャンネル諸島にかけての地域に居住していたガブリエリーノ・トンガ族にとって、自然の素材を活かしたアパップは、豊かな環境と調和した暮らしの知恵を今に伝える重要な文化遺産といえます。