ギザの大ピラミッドは、約4,500年前の古代エジプト・古王国時代(第4王朝期)に、古代エジプト人によって建設されました。現在もカイロ近郊のギザ台地にそびえ立つこの巨大建造物は、ファラオクフ王(ギリシャ語名:ケオプス)のために造られた王墓です。
クフ王とはどんな人物?
クフ王は紀元前26世紀頃にエジプトを統治した第4王朝のファラオです。死後の世界における永遠の安寧を確保するため、当時としては空前の規模となるピラミッドの建設を命じました。完成当初の高さは約146メートルに達し、その後3,800年以上にわたって世界で最も高い人工建造物であり続けました。
建設に使われた石材と労働力
大ピラミッドは、主に巨大な石灰岩のブロックを積み上げて建てられ、王の間や通路の一部には耐久性の高い花崗岩が使用されました。使用された石塊の総数は約230万個と推定されており、その建設には10万人以上の労働者が20年以上にわたって従事したと考えられています。
また、近年の考古学研究では、これらの労働者は奴隷ではなく、報酬を得る職人や農閑期に動員された農民たちだったとされています。労働者を支えるための町やパン工房の跡も発見されており、大ピラミッドは高度に組織された国家的プロジェクトであったことが明らかになっています。
まとめ
ギザの大ピラミッドを建設したのは古代エジプト古王国時代の人々であり、その発注者はファラオのクフ王でした。約4,500年の時を経てなおその威容を保つ大ピラミッドは、古代エジプト人の卓越した建築技術と優れた組織力を今に伝える、人類史上きわめて貴重な遺産といえます。