第一次世界大戦後のアメリカにおける「赤い恐怖」とは?
第一次世界大戦後にアメリカで巻き起こった反共産主義運動、通称「赤い恐怖(レッドスケア)」。この現象は、ロシア革命と深く関係していました。
正解は「ロシア革命」
1917年に起こったロシア革命により、ロシアでは共産主義政権が樹立されました。この出来事を受けて、多くのアメリカ人は、この急進的な思想が自国にも波及することを強く恐れるようになりました。
こうした不安と警戒心が高まった結果、アメリカ国内では共産主義者や過激派に対する排斥感情、すなわち「赤い恐怖(レッドスケア)」と呼ばれる反共産主義の風潮が広がることとなりました。
赤狩りの背景と影響
当時のアメリカ社会では、ソビエト政権による世界革命の推進や、国内で相次ぐ労働争議や爆弾事件なども重なり、共産主義への恐怖は一層強まりました。
政府は「パーマー襲撃」と呼ばれる大規模な取り締まりを実施し、多くの移民や政治活動家が逮捕・国外追放されるなど、社会的な混乱が生じました。この一連の動きは、後の冷戦期におけるマッカーシズム(第二次赤狩り)へとつながる、アメリカ近代史における重要な転換点の一つとされています。