1964年7月2日――差別が違法となった歴史的な日
仕事(雇用)や住居における差別が連邦法によって違法とされたのは、1964年7月2日です。この日、アメリカ合衆国のリンドン・B・ジョンソン大統領が「1964年公民権法(Civil Rights Act of 1964)」に署名し、同法は正式に法律として成立しました。
1964年公民権法が禁止する差別の基準
この法律は、次のような属性を理由とした雇用および住宅に関する差別を禁止しています。
- 人種
- 肌の色(皮膚の色)
- 宗教
- 性別
- 出身国(国籍)
つまり、これらの理由だけで採用や昇進を拒否されたり、住宅の賃貸や購入を断られたりすることが、法的に許されなくなったのです。
法律成立の背景と意義
1964年公民権法は、公民権運動の高まりを受けて成立した、アメリカ史上最も重要な法律の一つとされています。ジョンソン大統領は、暗殺されたケネディ前大統領の遺志を継ぎ、議会での激しい審議を経てこの法案を成立させました。
同法の成立により、公共施設における人種隔離の撤廃や雇用機会の平等化が大きく前進し、その後の公平な住宅政策(1968年の公正住居法など)への道も開かれました。現在でも、雇用や住宅分野における差別禁止の基礎となる法律として、アメリカ社会に大きな影響を与え続けています。