オセアニアの歴史

ハンムラビの身長はどのくらいだったのか?古代バビロニアの王の体格を解説

ハンムラビの正確な身長は記録に残っていない

古代バビロニアの偉大な王として名高いハンムラビ(紀元前1792年〜前1750年頃在位)ですが、彼の正確な身長を示す同時代の記録や描写は現存していません。当時は王の身体的特徴を詳細に記録する習慣がなかったため、外見に関する情報は極めて限られています。

推定される身長:約152cm〜168cm

ただし、当時のメソポタミア地域の人々の平均的な体格に関する考古学的・人類学的研究をもとにすると、ハンムラビの身長はおおよそ5フィート(約152cm)から5フィート6インチ(約168cm)の間であったと推測されています。

この推定値は、遺跡から発掘された人骨の測定結果や、当時の食生活・栄養状態・生活環境に関する歴史的資料を総合して導き出されたものです。

古代メソポタミア人の平均身長が低かった理由

紀元前2千年紀のメソポタミアでは、成人男性の平均身長は現代人より低かったと考えられています。その背景には次のような要因があるとされます。

  • 穀物中心の食生活による栄養バランスの偏り
  • 幼少期における病気や感染症のリスクの高さ
  • 過酷な労働環境や衛生状態の問題

あくまで推定値である点に注意

もちろん、これは集団の平均に基づいた推定にすぎず、個人の身長には必ずばらつきがあります。ハンムラビ自身が実際にこの範囲内であったという確証はないため、あくまで参考値として捉えるのが適切でしょう。

なお、有名な「ハンムラビ法典」が刻まれた石碑の頂部には、太陽神シャマシュから法を授かるハンムラビの姿が浮き彫りで描かれていますが、これは象徴的な表現であり、王の実際の体型や身長を反映したものではない点にも留意が必要です。