オセアニアの歴史

ワールドトレードセンター跡地の撤去作業にはどれくらいの期間がかかったのか?

2001年9月11日の同時多発テロによって崩壊した、ニューヨークのワールドトレードセンター(世界貿易センター)跡地の撤去・復旧作業には、約9か月という長い歳月がかかりました。

9か月に及ぶ大規模な撤去作業

高さ110階建ての双子タワーが崩壊したことで、現場には膨大な量のがれきが積み重なり、その総量は100万トンを超えたとされています。消防士、建設作業員、ボランティアなど数千人が日夜体制を組み、瓦礫の除去と捜索活動を続けました。

そして公式な撤去作業は、2002年5月30日に行われた終了式をもって完了とされました。この日、最後の鉄骨の柱が現場から搬出され、式典には遺族や関係者多数が参列しました。

式典後も残り続けた痕跡

ただし、撤去作業の公式な終了後も、現場周辺にはテロの痕跡が完全には消えていませんでした。その後も数年にわたり、地下空間や周辺地域から遺留品や遺骨とみられるものが発見され続け、身元確認の作業は長期にわたって行われることとなりました。

このように、ワールドトレードセンター跡地の復旧は単なるがれきの除去にとどまらず、犠牲者の捜索と尊厳ある対応を伴う、歴史的にも意義深い取り組みとなったのです。