日付(発行年)が完全に摩耗して読み取れなくなったリバティ・クォーター(自由の女神像が描かれた25セント銀貨)は、残念ながら銀としての地金価値(スクラップバリュー)程度にとどまるのが一般的です。現在の銀相場では、およそ5ドル前後が目安となります。
なぜ日付の消失が価値を下げるのか?
リバティ・クォーターは銀含有率90%の銀貨ですが、収集家や貨幣学者(ヌミスマティスト)がコインを正確に査定する際には、発行年が重要な判断材料の一つになります。日付が判読できない場合、そのコインがどの年に鋳造されたものか特定できず、「希少年度」かどうかの判定が不可能になるためです。この情報を失うことで、コイン本来のコレクターズバリューを正当に評価できなくなってしまいます。
希少なバラエティなら価値が上がる可能性も
ただし、例外もあります。コインの種類(タイプ)やミントマーク(造幣局マーク)がまだ判別できる状態で、それが市場で珍しいとされるバラエティ(変種)に該当する場合、銀価値を大きく上回るプレミアムが付くことがあります。特に初期型のデザインや特定の造幣局による鋳造分などは、状態に関わらず需要が高い傾向があります。
正確な価値を知るには専門家の鑑定を
結論として、日付が摩耗したリバティ・クォーターの正確な価値を知りたい場合は、プロの貨幣鑑定士による評価を受けるのが最も確実です。一見価値がなさそうに見える摩耗したコインでも、隠れた希少性によって予想外の高値が付くケースもあるため、安易に地金として売却する前に専門家の意見を仰ぐことをおすすめします。