ウォヨ族とはどんな民族?
ウォヨ族(Woyo)、またはバウォヨ族(Bawoyo)は、アフリカ中部に暮らすバントゥー系の民族集団です。主な居住地はコンゴ民主共和国、とりわけかつて「バ=コンゴ州(Bas-Congo)」と呼ばれていた西部の沿岸地域です。隣国コンゴ共和国の西部にも少数が暮らしています。
いつからこの地に住んでいたのか
バントゥー系諸族は、紀元前から西暦初期にかけて、カメルーン周辺の故地から大規模な移動(バントゥー拡散)を行ったことで知られています。ウォヨ族もまた、この長い移動の歴史の中で、現在のコンゴ川下流域から大西洋岸にかけての地域に定着したと考えられています。
彼らは歴史的に強大なコンゴ王国の一部であり、15世紀末にポルトガル人が到達した頃には、すでにこの地域で確立された社会を築いていました。つまり、少なくとも数百年前には、現在とほぼ同じ土地に定住していたことになります。
言語と文化の特徴
ウォヨ族は、バントゥー語群に属するウォヨ語を話します。文化面では、精巧な彫刻が施された扉や儀礼用の仮面で知られ、陶器作りの伝統も盛んです。これらの工芸品は、祖先崇拝や来世観といった独自の世界観を映し出すものとして、美術的にも高い評価を受けています。
まとめ
ウォヨ族は、コンゴ民主共和国西部(旧バ=コンゴ州)を中心に、隣国コンゴ共和国西部にも少数が暮らすバントゥー系民族です。その定着は非常に古く、中世にはコンゴ王国の一員として繁栄し、今日まで独自の言語と工芸文化を受け継いできました。