考古学的発見

1870年ダイムとはどんなコイン?シーテッド・リバティ・ダイムの特徴と希少性

1870年に発行されたアメリカの10セント硬貨(ダイム)は、「シーテッド・リバティ(座る自由の女神)」シリーズに属する銀貨です。この記事では、その表裏のデザインや基本スペック、そして収集家にとって注目されるポイントをわかりやすく解説します。

表面(オモテ)のデザイン

  • デザイナー: クリスチャン・ゴブレヒト(Christian Gobrecht)による「シーテッド・リバティ」デザイン
  • 図柄: 自由の女神が左を向いて岩に座り、右手には自由の帽子を掲げた竿(リバティ・ポール)、左手には盾を持っている
  • その他の要素: 女神の頭上には星が配され、下部には年号「1870」が刻まれている
  • 縁の星: 縁取り部分には13個の星が配置され、アメリカ独立当初の13植民地を象徴している

裏面(ウラ)のデザイン

  • 額面表示: 「ONE DIME」の文字が中央に刻まれ、花輪(リース)がそれを囲んでいる
  • 装飾: 花輪の後ろには矢とオリーブの枝が交差するように配置され、それぞれ戦いと平和を象徴している

基本スペック

1870年ダイムは、銀90%・銅10%の合金で作られた直径約17.9mm、重量約2.49gの小型銀貨です。当時の日常取引で広く使われていた実用貨幣でした。

収集家に人気の理由

1870年は造幣局によって希少価値が大きく異なる特別な年として知られています。特にカーソンシティ造幣局発行の「1870-CC」は発行数が少なく高額で取引され、サンフランシスコ造幣局の「1870-S」に至っては現存が確認されているのはわずか1点のみという、アメリカ貨幣史上有数の幻のコインとされています。フィラデルフィア造幣局発行の通常版であっても、状態の良い美品はコレクターの間で高い評価を受けています。