古代エジプト第18王朝のファラオ、ツタンカーメン王の墓から発見された石棺は、内棺・中棺・外棺の3つの棺が入れ子構造になった豪華な作りで、その多くが金で覆われています。1922年にイギリスの考古学者ハワード・カーターによって発見されて以来、その圧倒的な重量と精巧な装飾は世界中の人々を魅了し続けてきました。
ツタンカーメン王の石棺の重さ
3つの棺を合わせた総重量は、なんと約6,650キログラム(14,660ポンド)に達します。各棺の重量は以下の通りです。
- 内棺:約1,109.5キログラム(2,446ポンド)
- 中棺:約2,251キログラム(4,960ポンド)
- 外棺:約3,250キログラム(7,165ポンド)
- 石棺全体の合計:約6,650キログラム(14,660ポンド)
特に内棺は厚く張り巡らされた純金で造られており、王のミイラを直接包み込む最も神聖な棺とされています。大人数人分もの重さに相当するこれらの棺が、3,300年以上前の技術で制作されたことを考えると、その工芸技術の高さに驚かされます。
ツタンカーメン王の石棺の大きさ(寸法)
棺は内側から外側へと大きくなる入れ子構造になっており、それぞれ以下のサイズを誇ります。
- 内棺:長さ1.88メートル × 幅0.51メートル × 高さ0.53メートル
- 中棺:長さ2.25メートル × 幅0.83メートル × 高さ0.86メートル
- 外棺:長さ2.75メートル × 幅1.50メートル × 高さ1.45メートル
最も外側の外棺は長さが2.75メートルあり、成人男性より一回り以上大きなサイズです。いずれの棺にも王の顔をかたどった黄金のマスク状の蓋が取り付けられ、ラピスラズリやガラスなどで彩られた細やかな装飾が施されています。
まとめ
ツタンカーメン王の石棺は、合計約6,650キログラムという途方もない重量を誇る、古代エジプト文明の粋を集めた傑作です。現在これらの棺はエジプトの博物館で公開されており、実際に目にするとそのスケールと美しさに圧倒されることでしょう。