1966年に発行されたアメリカ合衆国の特別造幣局セット(Special Mint Set、通称SMS)は、アメリカのコイン収集家たちの間で根強い人気を誇るアイテムです。本記事では、2023年時点での市場における推定価値の目安と、その背景について詳しくご紹介します。
2023年時点の推定価値
1966年の特別造幣局セットの市場価値は、コインの保存状態(グレード)によって大きく異なります。おおよその目安は以下の通りです。
- 平均的な状態:約58ドル(日本円で約8,000円前後)
- ミントステート(MS-65):約665ドル(高グレード品はプレミアム価格)
- プルーフ仕様:約99ドル
なぜ「特別」造幣局セットなのか?
1965年から1967年までの3年間、アメリカ造幣局は通常のプルーフセットの製造を一時的に中止しました。これは、硬貨への需要が急増し、銀含有量の変更(銀の廃止)など大きな転換期を迎えていたためです。
その代替として、サンフランシスコの造幣局で製造されたのが特別造幣局セットです。通常の流通貨幣よりも丁寧に鋳造され、独特のサテン状の艶を持つ仕上がりが特徴で、プルーフセットに近い美しさを備えています。
セットの内容
1966年版のセットには、以下の5種類の硬貨が収められています。
- リンカーン1セント硬貨
- ジェファーソン5セント硬貨
- ルーズベルト10セント硬貨
- ワシントン25セント硬貨
- ケネディ50セント硬貨
価値を左右する主なポイント
セットの査定額を左右する要素としては、次のような点が挙げられます。
- 保存状態:傷や汚れが少なく、鋳造時の輝きが残っているほど高く評価されます。
- 元のパッケージの有無:当時のままの封筒やケースが付属していると価値が上がります。
- トーニング(経年変色):美しい色合いの変化はむしろプラスに働くこともあります。
もしお手元に1966年の特別造幣局セットをお持ちであれば、まずは保存状態を確認してみてください。状態によっては予想以上の価値があるかもしれません。