歴史上の人物

表面に女性、裏面に鷲が描かれた1980年製1ドル硬貨の価値はいくら?

1980年に発行された1ドル硬貨は「スーザン・B・アンソニー・ダラー」と呼ばれる硬貨です。表面には、女性参政権運動の先駆者であるスーザン・B・アンソニーの肖像が、裏面には鷲(ワシ)がデザインされています。この硬貨は1979年から1981年にかけて鋳造されました。

なぜスーザン・B・アンソニー・ダラーが発行されたのか

この硬貨は、サイズが大きすぎて quarter(25セント硬貨)との混同が起きやすいなどの理由で人気がなかったアイゼンハワー・ダラーに代わるものとして発行されました。より小型で扱いやすい1ドル硬貨を目指したものでしたが、結果的には25セント硬貨と大きさや色合いが似ていたため、一般の人々にはあまり受け入れられませんでした。

1980年製1ドル硬貨の価値

結論から言うと、1980年のスーザン・B・アンソニー・ダラーは、基本的に額面通りの1ドルの価値しかありません。流通品であれば、ほとんどの場合コレクター市場でも額面価格程度で取引されています。

ただし、例外もあります。以下のようなケースでは、収集家の間でプレミアムが付く可能性があります。

  • ダイブ(二重打刻)エラーなど、鋳造時のミスがある硬貨
  • 未使用状態(ミントステート)で保存状態が極めて良い硬貨
  • 特定のミントマーク付きの希少なバラエティ

廃止までの経緯とコレクター価値

25セント硬貨との類似性への批判を受け、スーザン・B・アンソニー・ダラーはわずか数年で生産が中止されました。この短期間での終了により発行枚数が限られている点は、ある程度のコレクション対象としての魅力につながっています。とはいえ、1980年分自体は発行枚数が比較的多く、希少性による高額査定は期待しにくいのが実情です。

まとめ

1980年のスーザン・B・アンソニー・ダラーは、通常の状態であれば額面の1ドル相当の価値です。ただし、鋳造エラーのある個体や保存状態の非常に良い未使用品などは、ナミスマット(貨幣収集家)にとって付加価値を持つ場合があります。手元にある場合は、エラーの有無やコンディションを確認してみるとよいでしょう。