1891年のリンカーン・ヘッド・ペニーは存在しない
結論から言うと、1891年に発行されたリンカーン・ヘッド・ペニー(リンカーン1セント硬貨)は存在しません。
リンカーン・セントが初めて鋳造されたのは1909年です。これはエイブラハム・リンカーン生誕100周年を記念して発行されたもので、アメリカ史上初めて実際の人物の肖像が描かれた流通硬貨でもありました。したがって、1891年の時点ではリンカーンの肖像を使用したペニーはまだ存在していなかったのです。
1891年に発行されていたのは「インディアン・ヘッド・セント」
1891年にアメリカ造幣局で鋳造された1セント硬貨は、リンカーンではなくインディアン・ヘッド・セント(Indian Head Cent)です。この硬貨は1859年から1909年まで約50年間にわたって鋳造され続けました。
もし1891年の1セント硬貨をお持ちなら、それはインディアン・ヘッド・セントである可能性が高いです。一般的な流通品であれば数ドル程度の価値ですが、保存状態の良いものや未使用に近いミントステートのものでは、数十ドル以上の評価がつくこともあります。
リンカーン・セントの歴史
リンカーン・セントは1909年、リンカーン生誕100周年を記念して登場しました。表面には彫刻家ビクター・デヴィッド・ブレナーによるリンカーンの肖像が採用され、裏面は当初「小麦の穂」デザインでした。その後、1959年からはリンカーン記念堂のデザインへと変更されています。
まとめ
「1891年のリンカーン・ヘッド・ペニー」という硬貨は存在しないため、その価値を評価することはできません。お手元の1891年製1セント硬貨にリンカーンの肖像が刻まれている場合は、偽物または刻印ミスの可能性があります。まずはインディアン・ヘッド・セントかどうかを確認し、正確な価値を知りたい場合はコイン専門店や鑑定機関に相談するのがおすすめです。