歴史上の人物

1974年のアメリカ1ドル硬貨のデザインとは?アイゼンハワー・ダラーの特徴を解説

結論から言うと、1974年にもアメリカでは1ドル硬貨が発行されていました。この年の1ドル硬貨は「アイゼンハワー・ダラー(Eisenhower Dollar)」と呼ばれるもので、1971年から1978年にかけて継続的に鋳造されたシリーズです。

なお、「銀価格の高騰により1970年代前半に1ドル硬貨の生産が中止されていた」という情報を目にすることがありますが、これは誤解です。実際には、銀価格の高騰を背景に硬貨からの銀含有量が段階的に廃されただけで、1ドル硬貨そのものの発行が途絶えることはありませんでした。

表面(オモテ)のデザイン

表面には、第34代アメリカ合衆国大統領ドワイト・D・アイゼンハワーの左向き肖像が描かれています。肖像の周囲には「LIBERTY(自由)」の文字が刻まれ、下部には発行年「1974」と造幣局マークが配置されています。さらに「IN GOD WE TRUST(我ら神を信ず)」という国の標語も刻印されています。

裏面(ウラ)のデザイン

裏面は、人類初の月面着陸を成し遂げたアポロ11号のミッション・インシグニア(任務章)を基にした意匠です。月面に降り立つ白頭鷲(ハクトウワシ)が描かれ、その背景には地球が見えます。縁には「UNITED STATES OF AMERICA」「E PLURIBUS UNUM」、そして額面を示す「ONE DOLLAR」の文字が刻まれています。

素材とバリエーション

一般流通用の1974年アイゼンハワー・ダラーは、外層に銅75%・ニッケル25%、内芯に純銅を使ったクラッド材で作られています。一方、コレクター向けには、サンフランシスコ造幣局で鋳造された銀40%を含む特別版(Sミントマーク付き)も存在します。

まとめ

1974年のアメリカ1ドル硬貨をお探しの方は、「アイゼンハワー・ダラー」を確認してみてください。表側の大統領の肖像と、裏側の月面着陸する鷲の図柄が大きな特徴です。保存状態やミントマークによって収集価値が大きく変わるため、手元にある場合はぜひチェックしてみてください。