歴史上の人物

ルイ=ジョゼフ・ド・モンカルムはどのように亡くなったのか?ケベック陥落と名将の最期

モンカルムの死とアブラハム平原の戦い

ルイ=ジョゼフ・ド・モンカルム(Louis-Joseph de Montcalm)は、1759年9月14日に亡くなりました。彼が命を落としたのは、北米大陸における七年戦争の帰趨を決めた「アブラハム平原の戦い」でした。

この戦いは、ケベックの運命を左右する決定的な戦定的な戦闘として歴史に名を刻んでいます。

ケベック奪還に挑んだフランス軍総司令官

当時、モンカルムはフランス軍の総司令官として、イギリス軍によって脅かされていたケベック市の防衛と奪還の指揮を執っていました。しかし、激化する戦闘の中で、彼は胸元に砲弾を受け、致命傷を負ってしまったのです。

将兵たちはすぐさま彼を戦場から運び出しましたが、その傷は深刻で、翌朝ついに息を引き取りました。

一人の死が変えた北米の歴史

モンカルムの死は、単なる一将軍の逝去にとどまらず、大きな歴史的転換点となりました。彼の死後、フランス勢力はカナダでの抵抗を維持できなくなり、この地域におけるフランス支配は事実上の終わりを迎えます。

以降、カナダはイギリスの支配下に入り、北米大陸の勢力地図は大きく塗り替えられることになりました。皮肉にも、同じ戦いで敵将ジェームズ・ウルフも戦死しており、両者の死は「勝利と敗北が同時に訪れた戦い」として語り継がれています。