歴史上の人物

ジョージ3世には兄弟や姉妹がいた?8人きょうだいの生涯を解説

ジョージ3世には兄弟姉妹がいた

結論から言えば、イギリス国王ジョージ3世(1738年〜1820年)には、確かに兄弟姉妹がいました。ジョージ3世は、父フレデリック・ルイス王太子と母オーガスタ・フォン・ザクセン=ゴータの間に生まれた8人きょうだいの一人です。

なお、父フレデリック王太子は1751年に早逝したため、ジョージ3世は祖父ジョージ2世の直接の後継者として王位を継承することになりました。

ここからは、ジョージ3世のきょうだいたちを一人ずつ見ていきましょう。

1. 姉:オーガスタ王女(1737年〜1813年)

ジョージ3世の唯一の姉で、きょうだいの中で最年長。1764年にブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル公カール・ヴィルヘルム・フェルディナントと結婚し、7人の子どもをもうけました。そのうちの一人が、後にジョージ4世の妃となるキャロライン・オブ・ブラウンシュヴァイクです。

2. 弟:エドワード王子(ヨーク・オールバニ公、1739年〜1767年)

ジョージ3世のすぐ下の弟。海軍や陸軍での経歴を積みましたが、結婚することなく1767年にモナコで28歳の若さで亡くなりました。

3. 妹:エリザベス・キャロライン王女(1741年〜1759年)

結婚することなく、18歳という若さでこの世を去りました。

4. 弟:ヘンリー王子(カンバーランド・ストラザーン公、1745年〜1790年)

1771年、平民の未亡人アン・ホートン(旧姓ラトレル)と結婚し、大きな物議を醸しました。この結婚がきっかけとなり、翌1772年に王族の婚姻を制限する「王室結婚法」が制定されたと言われています。正規の子どもはもうけませんでした。

5. 妹:ルイーザ・アン王女(1749年〜1768年)

体が弱く、結婚しないまま19歳で亡くなりました。

6. 弟:フレデリック・ウィリアム王子(1750年〜1765年)

15歳で早世しました。

7. 妹:カロライン・マティルダ王女(1751年〜1775年)

きょうだいの中で最年少の末妹。1766年にデンマーク国王クリスチャン7世と結婚し、後のデンマーク国王フレゼリク6世を含む2人の子どもをもうけました。しかし夫婦仲は冷え切り、王妃の侍医シュトルーエンセをめぐるスキャンダル(シュトルーエンセ事件)によって事実上離婚状態となり、23歳の若さで猩紅熱のため亡くなりました。

まとめ:大家族だったジョージ3世

このように、ジョージ3世は1人の姉、3人の妹、そして3人の弟に囲まれた大家族の一員でした。ただし、家族関係が常に円満だったわけではありません。特に弟ヘンリーの結婚をめぐってはジョージ3世との間に緊張が走ったほか、自身の長男(後のジョージ4世)とも関係が悪化することがありました。