クー・クラックス・クランに関する演習問題
クー・クラックス・クラン(KKK)は、黒人への迫害や暴力行為で知られるテロ組織です。この演習では、アメリカ史における同組織の誕生背景、象徴、活動の変遷について学べる4つの選択問題を用意しました。各問いに答えた後、解説付きの解答で理解を深めましょう。
問題1
クー・クラックス・クランは、黒人を迫害し暴力をふるうことで知られるテロ組織です。この組織は、アメリカ合衆国の歴史においてどのような文脈の中で誕生したのでしょうか。
a)南北戦争
b)再建期(レコンストラクション)
c)アメリカ独立戦争
d)大恐慌
e)マッカーシズム
問題2
クー・クラックス・クランには、一目で識別できる衣装や象徴があります。次の選択肢のうち、クランを特徴づける象徴の一つとして正しいものはどれでしょうか。
a)ワタリガラス
b)ケルト十字
c)鉤十字(ハーケンクロイツ)
d)燃える十字架
e)雷
問題3
クランの第一期は1866年から1871年まで続きました。1871年以降の組織の衰退は、次のうち何に直接関係していたのでしょうか。
a)憲法修正第13条
b)クラン法
c)黒人法典
d)権利章典
e)禁酒法
問題4
南北戦争後の歴史的背景は、どのようにクー・クラックス・クランの誕生に影響を与えましたか。
a)南部の白人たちは、奴隷労働の廃止や黒人の市民権拡大をめざす法律に不満を抱いていた。
b)元奴隷によるエイブラハム・リンカーンの暗殺に、南部の奴隷所有者たちが激怒した。
c)南部の経済危機により、戦争中に得た富を奪うために黒人を襲撃するようになった。
d)北部議会議員による南軍総司令官ロバート・E・リー逮捕命令への直接の反応だった。
e)北部が提案した「黒人法典」の出現により、元奴隷所有者に補償が義務づけられた。
解答と解説
問題1:正解はB(再建期)
クー・クラックス・クランは1866年、アメリカ南部のテネシー州で誕生しました。これは「再建期(レコンストラクション)」と呼ばれる時期にあたります。再建期とは、南北戦争終結後に南部諸州が連邦へ復帰し、奴隷労働の廃止に伴う諸改革が実施され始めた時代を指します。
問題2:正解はD(燃える十字架)
「燃える十字架」は、1915年に始まり1940年代半ばに終わったクランの第二期以降、同組織の象徴となりました。
問題3:正解はB(クラン法)
第一期におけるクランの弱体化は、1871年にアメリカ政府が制定した法律と関係しています。この法律はユリシーズ・S・グラント大統領のもとで成立し、政府が白人至上主義組織と闘うための手段を大幅に拡充するものでした。
問題4:正解はA
クランはもともと、メンバーが楽しむための秘密結社として始まりました。しかし、当時のアメリカ南部の状況の中で、黒人やその権利拡大を支持する人々を迫害するようになっていきました。多くの南部人は、奴隷労働の廃止や黒人の市民権を拡大する法律に強い不満を抱いていました。暴力の行使は、南部における黒人の権利を擁護するすべての人々を威嚇し、沈黙させるために用いられた手段だったのです。