1773年12月16日、アメリカ独立革命の発端となった「ボストン茶会事件(ボストン・ティー・パーティー)」が発生しました。イギリスの茶法に抗議した植民地の人々は、ボストン港に停泊する船から合計342箱の紅茶を海へと投げ込みました。
342箱のお茶は何トンに相当する?
当時のお茶は木製の箱(チェスト)に入れられており、1箱あたりの重量は約116ポンド(約53kg)でした。この重量をもとに計算すると、海に投げ捨てられたお茶の総量は約20トンに達します。
当時の価値に換算すると
この損害は当時の貨幣価値で約1万ポンドに相当し、現在の価値に換算すると100万ドルを超えるとも言われています。一夜にしてこれほどの量の商品が失われたことは、イギリス側にとって大きな経済的打撃となりました。
なぜお茶が海に捨てられたのか
この事件は、イギリス議会が可決した「茶法(Tea Act)」に対する抗議として起こりました。イギリス東インド会社に茶の販売独占権を与えるこの法律に対し、「代表なくして課税なし」の理念を掲げた植民地の人々は強く反発します。
結果として、彼らは過激な抵抗手段としてお茶の投棄を選びました。この出来事はアメリカ独立戦争へとつながる重要な転機となり、今日でもアメリカ史上最も象徴的な抵抗運動の一つとして記憶されています。