アメリカ合衆国の建国の父の一人であり、政治家・科学者・発明家として多方面で活躍したベンジャミン・フランクリン。その華々しい業績はよく知られていますが、私生活、特に子供たちについては意外と知られていません。ここでは、フランクリンの子供たちの姿を詳しく見ていきましょう。
フランクリンには3人の子供がいた
記録が残っている限り、ベンジャミン・フランクリンには3人の子供がいました。庶子とされるウィリアム、幼くして亡くなったフランシス、そして唯一成人まで生き延びたサラです。
ウィリアム・フランクリン(1730年頃〜)
長男のウィリアムは1730年か1731年頃に生まれましたが、母親が誰だったのかは今も謎のままです。フランクリンはこの息子を認知し、事実上の妻であるデボラ・リード・フランクリンとともに育てました。
ウィリアムは父親の人脈にも後押しされて頭角を現し、イギリス王室からニュージャージー植民地の最後の王立総督に任命されました。しかし、アメリカ独立戦争が勃発すると父子は対立し、イギリス側についたウィリアムとの関係は二度と修復されなかったといわれています。
フランシス・フォルジャー・フランクリン(1732年〜1736年)
次男のフランシスは、デボラ・リード・フランクリンとの間に1732年頃に生まれました。しかし当時は天然痘などの感染症が猛威を振るう時代であり、フランシスはわずか4歳前の1736年にこの世を去ってしまいました。
息子の死はフランクリンにとって大きな悲しみとなり、その喪失を長く心に抱え続けたと伝えられています。
サラ・フランクリン・バック(1743年〜1808年)
末っ子のサラは1743年に生まれ、フランクリンの子供たちの中で唯一成人を果たしました。彼女は父を献身的に支え、独立戦争中には軍への物資調達などに尽力したことで知られています。
まとめ
ベンジャミン・フランクリンには、庶子のウィリアム、夭折したフランシス、そしてサラという3人の子供がいました。偉大な歴史的功績の裏には、家族との喜びや別れといった、一人の人間としての喜怒哀楽があったのです。