結論から言えば、はい。第32代アメリカ合衆国大統領フランクリン・D・ルーズベルト(FDR)と、イギリス首相ウィンストン・チャーチルは、遠い親戚関係にあったとされています。一般的には「5従兄弟(ふたいとこ)」、すなわち共通の祖先から数世代を隔てた親戚であると紹介されることが多いのです。
共通の祖先をたどると
両者の家系をさかのぼると、その系図は17世紀のイギリス、さらには初期アメリカ植民地時代にまで遡るとされます。チャーチル家は、17世紀を代表する名将として知られる初代マールバラ公ジョン・チャーチルに連なるイギリス屈指の名門であり、一方のルーズベルト家も、オランダ系移民を祖とするアメリカ有数の由緒ある家柄でした。大西洋を隔てた二つの名家が、数百年前の共通の祖先によって結ばれていたというのは、まさに歴史の不思議といえるでしょう。
歴史の転換点で協力した「親戚同士」
興味深いのは、この二人が単なる遠い親戚にとどまらず、第二次世界大戦という歴史の分水嶺において、同盟国の指導者として緊密に協力したことです。1941年の大西洋憲章の策定をはじめ、ルーズベルトとチャーチルのパートナーシップは連合国の勝利に大きく寄与しました。血縁の近さ以上に、二人の間に築かれた個人的な信頼関係と友情は、20世紀の歴史を語るうえで欠かせないエピソードとなっています。
まとめ
フランクリン・ルーズベルトとウィンストン・チャーチルは、確かに親戚関係にありました。正確な世代数や系譜の詳細には諸説ありますが、17世紀に共通の祖先を持つ遠い親戚であることは広く知られており、その縁は、戦時下における米英の強固な同盟関係に一層のロマンを添えています。