答え:産業革命
地球の炭素循環のバランスを大きく変えるきっかけとなったのは、産業革命です。
なぜ産業革命なのか?
産業革命以降、人類は石炭や石油などの化石燃料を大規模に使い始めました。その結果、膨大な量の二酸化炭素(CO₂)が大気中に放出され、地球規模で保たれていた炭素の収支が崩れることになったのです。
化石燃料の成り立ちと問題点
化石燃料(石炭・石油・天然ガス)は、数百万年前に地球上に生息していた古代の植物や動物の遺骸が、地中で長い年月をかけて変化してできたものです。この形成には数百万年という途方もない時間が必要でした。
ところが、人類はその何百万年分もの時間をかけて蓄えられた炭素を、わずか200年余りの間に急速に掘り出し、エネルギー源として燃焼させてきました。燃焼によって放出される大量の二酸化炭素は、植物による光合成や海洋への吸収といった自然の炭素循環では処理しきれず、大気中に滞留し続けています。
まとめ
つまり、産業革命による化石燃料の大量消費こそが、自然のペースを大きく上回る速度で炭素を大気中に放出させ、地球の炭素循環のバランスを崩す最大の転換点となったのです。