歴史クイズ

1933年のリバティコインの価値は?実は存在しない理由を解説

結論:1933年のリバティコインは存在しない

「1933年のリバティコインにはどれくらいの価値があるのか?」――こうした疑問を持つ方は少なくありません。しかし、まず押さえておきたい重要な事実があります。1933年に発行されたリバティコインは存在しません。

アメリカではかつて、自由の女神(リバティ)をあしらったデザインの硬貨が数多く鋳造されてきました。ところが、代表的なリバティヘッドシリーズはいずれも1930年代より前に姿を消しており、1933年銘のリバティコインが実在することはないのです。もし「1933年のリバティコインを持っている」という話を耳にしたら、贋作か、別の硬貨との取り違えである可能性が極めて高いといえます。

バーバー・ダイム(リバティヘッド10セント銀貨)

チャールズ・E・バーバーがデザインしたリバティヘッド・ダイムは、1916年をもって製造を終了しました。同年後半からは、翼のある帽子をかぶった自由の女神が描かれた「マーキュリー・ダイム(ウィングド・ライバティ・ダイム)」へと引き継がれています。

リバティヘッド・ニッケル(Vセント硬貨)

表面に自由の女神、裏面にローマ数字の「V」が刻まれたリバティヘッド・ニッケルも、1910年代初頭にその役目を終えています。1913年からは、野牛(バッファロー)をモチーフにした「バッファロー・ニッケル」が後継となりました。

まとめ:古銭の価値を調べる前に確認したいこと

このように、1933年の時点でリバティヘッド・ダイムもリバティヘッド・ニッケルもすでに廃止されていたため、その年に鋳造されたリバティコインは存在し得ません。古銭の価値を調べるときは、まず「発行年」と「デザイン」の組み合わせが実際に存在するものかどうかを確認することが大切です。存在しないはずのコインを目にした場合は、贋作や誤認の可能性を疑い、信頼できる専門家による鑑定を受けることをおすすめします。