アメリカ合衆国で流通している「クォーター(quarter)」は、額面価値が0.25ドル(25セント)の硬貨です。名称の「クォーター」は「4分の1」を意味し、1ドルの4分の1に相当することに由来しています。
クォーターの表面デザイン
現在流通しているクォーターには、初代大統領であるジョージ・ワシントン(George Washington)の肖像が描かれています。1932年からこのデザインが採用されており、長年にわたりアメリカを代表する硬貨として親しまれてきました。
他の大統領はどの硬貨に登場する?
よく混同されやすいのですが、歴代大統領の肖像はそれぞれ異なる硬貨に描かれています。
- ジョージ・ワシントン: 25セント硬貨(クォーター)
- トーマス・ジェファーソン: 5セント硬貨(ニッケル)
- エイブラハム・リンカーン: 1セント硬貨(ペニー)
なお、第2代大統領ジョン・アダムズの肖像が描かれた通常流通用の硬貨は存在しません。ただし、2007年から2016年にかけて発行された「大統領1ドル硬貨プログラム」では、ジョン・アダムズを含む歴代大統領が1ドル硬貨のデザインに採用されています。
収集価値について
一般的なクォーターの価値は額面どおりの25セントですが、コレクター市場では状況が変わります。以下のような硬貨にはプレミアムがつくことがあります。
- 古い発行年: 1932年以前に発行された銀含有のクォーター(スタンディング・リバティ・クォーターなど)は、銀地金としての価値以上の価格で取引されることがあります。
- 希少なミスプリント: 鋳造時のエラーがある硬貨はコレクター人気が高く、高値がつく場合があります。
- 特別版・記念硬貨: 州ごとのデザインが施された「50ステート・クォーター」や、国立公園シリーズなど、限定デザインの未使用品は収集対象となります。
まとめ
アメリカのクォーターは、ジョージ・ワシントンの肖像が描かれた0.25ドルの硬貨です。日常的な支払いには額面通りの価値しかありませんが、発行年や状態によってはコレクターズアイテムとして予想外の価値を持つこともあります。手元にある古い硬貨があれば、一度発行年を確認してみるのも面白いかもしれません。