1943年に鋳造されたアメリカの1セント硬貨「ホイートペニー」には、コレクター市場で驚くほどの高値がつくものがあります。第二次世界大戦中の銅不足の影響で、1943年のペニーの大半はスチール(亜鉛めっき鋼)製として鋳造されましたが、ごく一部には銅やブロンズ製の個体が存在し、こうした希少な硬貨が高額取引の対象となっています。
価値がある1943年ホイートペニーの種類
1. 1943年 銅(ブロンズ)製ホイートペニー
1943年、アメリカ造幣局は戦時における銅の需要増加に対応するため、約10億枚のスチール製ペニーを鋳造しました。しかし製造過程で、前年から残っていたブロンズ(銅合金)の金属板に誤って打刻されたペニーがごく少数発生しています。現存が確認されているのは数十枚程度にとどまり、保存状態の良い個体はオークションで100万ドルを超える価格で落札された例もあります。
| グレード | 評価額の目安 |
|---|---|
| MS-65 | 5,000ドル |
| MS-66 | 15,000ドル |
| MS-67 | 100,000ドル以上 |
2. 1943年 ブロンズ製ホイートペニー
1943年後半には、ブロンズ製ホイートペニーの生産も行われました。発行数が限られているため希少性が高く、特にハイグレードの個体はコレクターからの人気が集中し、グレードが上がるにつれて評価額が大きく上昇します。
| グレード | 評価額の目安 |
|---|---|
| MS-65 | 1,500ドル |
| MS-66 | 4,000ドル |
| MS-67 | 20,000ドル |
| MS-68 | 50,000ドル |
| MS-69 | 100,000ドル以上 |
まとめ
1943年のホイートペニーの中で特に価値が高いのは、銅・ブロンズ製の個体です。手持ちの1943年ペニーがスチール製か銅製かを見分けるには、磁石に付くかどうかを試すのが手軽な方法です(スチール製は磁石に付着します)。もし銅製と思われる個体を見つけたら、信頼できる専門機関で鑑定を受けることをおすすめします。