歴史クイズ

なぜリサールはペソ硬貨に描かれているのか?紙幣との違いも解説

フィリピンの通貨について、「なぜリサールがペソ硬貨に描かれているのか」という疑問を持つ方は少なくありません。結論から言うと、国民的英雄であるホセ・リサール(Dr. Jose Rizal)博士の肖像が採用されているのは、1ペソ硬貨です。

なぜリサールなのか?

ホセ・リサール博士は、スペイン植民地支配からの解放を目指した独立運動の象徴的な存在であり、フィリピンの国民的英雄として広く尊敬されています。『ノリ・メ・タンヘレ』や『エル・フィリブステリスモ』といった著作を通じて植民地政権の問題点を鋭く指摘し、1896年の処刑はフィリピン独立運動の大きな転機となりました。こうした歴史的な功績を称え、彼の肖像は1ペソ硬貨に刻まれています。

紙幣に描かれているのはケソン大統領

一方で、「紙幣にもリサールが描かれている」と誤解されがちですが、実際には20ペソ紙>20ペソ紙幣に採用されているのは、フィリピン連邦準備政府の初代大統領であるマニュエル・L・ケソン(Manuel L. Quezon)の肖像です。ケソンはフィリピン自治の基盤を築き、国語政策の推進など国家形成に多大な貢献をした人物として評価されています。

まとめ

つまり、リサール博士の肖像は「硬貨」に、ケソン大統領の肖像は「紙幣」に、それぞれ採用されているというのが正しい理解です。フィリピンの通貨には、建国の歴史を支えた偉人たちへの敬意が込められているのです。