大英帝国は歴史上最大の帝国であり、1世紀以上にわたって世界の覇権を握る超大国として君臨していました。最盛期には世界の陸地面積の約25%を支配下に置き、5億人以上の人々がイギリスの植民地や保護領で暮らしていたと言われています。
本記事では、第一次世界大戦直前の1914年における大英帝国の構成を、地域ごとにわかりやすく整理してご紹介します。
イギリス諸島
- イギリス(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)
- アイルランド
- チャンネル諸島
- マン島
地中海
- マルタ
北アメリカ・カリブ海
- イギリス領北アメリカ(カナダ、ニューファンドランド・ラブラドール)
- 西インド諸島(ジャマイカ、バルバドス、トリニダード・トバゴ、バハマなど)
南アメリカ
- イギリス領ギアナ
- イギリス領ホンジュラス
南大西洋
- フォークランド諸島
- セントヘレナ
- アセンション島
- トリスタンダクーニャ
アフリカ
- 南アフリカ(ケープ植民地、ナタール、オレンジ自由国、トランスヴァール)
- バストランド
- ベチュアナランド
- ローデシア
- ニヤサランド
- イギリス領東アフリカ(ケニア、ウガンダ、タンガニーカ、ザンジバル)
- イギリス領ソマリランド
- エジプト(保護領)
- スーダン(エジプトとの共同統治領)
- キプロス(保護領)
- ガンビア
- シエラレオネ
- ゴールドコースト
- ナイジェリア(北部・南部保護領)
- カメルーン(国際連盟委任統治領)
- トーゴランド(国際連盟委任統治領)
- 南西アフリカ(国際連盟委任統治領)
中東
- アデン
- ソコトラ島
- ペリム島
- 休戦オマーン(トルーシャル・ステーツ)
- バーレーン
- カタール
- クウェート
- オマーン(保護領)
アジア
- インド
- ビルマ(インドの一州)
- セイロン(現在のスリランカ)
- ネパール(保護領)
- ブータン(保護領)
- シッキム(保護領)
- モルディブ(保護領)
- イギリス領北ボルネオ
- サラワク(保護領)
- ブルネイ(保護領)
- 香港
- 威海衛(中国からの租借地)
オセアニア・太平洋
- オーストラリア(ニューサウスウェールズ、ビクトリア、クイーンズランド、南オーストラリア、西オーストラリア、タスマニアの6植民地)
- パプア(保護領)
- ニュージーランド
- フィジー
- トンガ(保護領)
- サモア(国際連盟委任統治領)
- クック諸島
- ニウエ
- トケラウ
- ピトケアン島
このように、1914年の大英帝国は五大陸にまたがり、「太陽の沈まない帝国」と呼ばれるにふさわしい広大な版図を誇っていました。これらの領土は、直轄植民地、保護領、租借地、委任統治領など多様な形態で統治されており、帝国の規模と複雑さを物語っています。