歴史クイズ

イギリス植民地の住民の大多数はどんな人々だったのか?

イギリス植民地の人口の中心はイングランド系

イギリスの植民地、とりわけ北米大陸の13植民地において、人口の大多数を占めていたのはイングランド系(English)の人々でした。彼らは17世紀初頭以降、宗教的自由や経済的な機会を求めて大西洋を渡り、植民地社会の中核を形成していきました。

大きな少数集団として存在した民族

イングランド系に次いで目立った存在だったのは、以下のような出身の人々です。

  • スコットランド系(Scots):1707年のグレートブリテン王国成立後、商業活動や開拓地の拡大に伴って移住者が増加しました。
  • ウェールズ系(Welsh):ペンシルベニアなどに宗教的自由を求めて定住した人々が多くいました。
  • アイルランド系(Irish):特にアルスター地方出身の「スコットランド系アイルランド人」が18世紀に大量に移住しました。
  • ドイツ系(Germans):ペンシルベニアに集中し、「ペンシルベニア・ダッチ」と呼ばれる独自のコミュニティを形成しました。
  • オランダ系(Dutch):かつてオランダ領だったニューヨーク(旧ニューアムステルダム)周辺に多く残っていました。

多様性が生まれた背景

イギリスは自国の過剰人口や宗教的少数派を受け入れる場所として植民地を位置づけるだけでなく、他国からの移民も広く受け入れました。その結果、18世紀半ばまでに北米植民地は、単一の「イギリス人」社会ではなく、複数のヨーロッパ系民族が共存する多様な社会へと発展していきました。