1991年の湾岸戦争(砂漠の嵐作戦)では、アメリカ海軍が大規模な機動部隊を中東へ派遣し、ペルシャ湾と紅海の両方に航空母艦を展開させました。ここでは、「湾岸戦争で使用されたアメリカの航空母艦は何か」というクイズ形式で、4つの選択肢から正解を解説します。
クイズ:湾岸戦争で使用された航空母艦はどれ?
- USS ミッドウェイ(CV-41)
- USS レンジャー(CV-61)
- USS セオドア・ルーズベルト(CVN-71)
- USS ニミッツ(CVN-68)
正解は「ミッドウェイ」「レンジャー」「セオドア・ルーズベルト」の3隻
このうち、実際に湾岸戦争へ投入されたのは最初の3隻です。USS ニミッツ(CVN-68)は当時太平洋方面での任務に就いており、湾岸戦争には参加していません。この点が本クイズのポイントです。
USS ミッドウェイ(CV-41)
第二次世界大戦末期に就役した歴史ある正規空母で、1973年以降は日本の横須賀を母港とする前方展開空母として活動してきました。湾岸戦争ではペルシャ湾に展開し、占領下に置かれたクウェートやイラク国内の目標に対する攻撃作戦に従事しました。戦後まもない1992年に退役し、現在はサンディエゴで記念艦として保存されています。
USS レンジャー(CV-61)
フォレスタル級の通常動力空母で、湾岸戦争ではペルシャ湾に配備されました。艦載機によるイラク軍への空襲や、地上部隊支援のための出撃を数多く実施し、多国籍軍の制空権確保に大きく貢献しました。1993年に退役しています。
USS セオドア・ルーズベルト(CVN-71)
ニミッツ級原子力空母の4番艦で、湾岸戦争では紅海側に展開しました。開戦当初から激しい攻撃任務を担当し、戦争期間中に4,000ソーティ(出撃回数)を超える艦載機運用を行ったとされ、原子力空母の持続的な攻撃能力を証明する存在となりました。
USS ニミッツ(CVN-68)
ニミッツ級原子力空母のネームシップですが、湾岸戦争時には中東海域ではなく太平洋方面で行動しており、本作戦への参加記録はありません。ただし、その後のアフガニスタン紛争やイラク戦争など、中東での多くの作戦には投入されています。
補足:湾岸戦争に参加したその他の空母
上記の3隻以外にも、USS アメリカ(CV-66)、USS サラトガ(CV-60)、USS ジョン・F・ケネディ(CV-67)が作戦に参加しており、湾岸戦争におけるアメリカ海軍の空母投入数は合計6隻に達しました。これはベトナム戦争以来の大規模な空母集中運用であり、現代の高強度紛争における空母機動部隊の重要性を改めて示した出来事となりました。