歴史クイズ

「なぜ船員より兵士の方が多かったのか?」――実はその前提は誤り

「なぜ船員よりも兵士の方が多かったのか?」という疑問は、一見もっともらしく聞こえますが、実は誤った前提に基づいています。

実際には船員の方が圧倒的に多い

海軍を保有するほとんどの国では、兵士の数は船員よりも大幅に少ないのが一般的です。これは歴史上の時代においても、現代の海軍においても同様です。

なぜ船員が多数を占めるのか

艦船を運航するには、操舵や帆の操作、機関の管理、航海計算、通信、補給管理など、高度な専門技術を持つ船員が大勢必要になります。軍艦であっても、まず「船として動かす」ことが最優先であり、その担い手である船員が乗員の大部分を占めるのです。

一方、船上に乗り込む兵士(海兵隊員など)は、接舷時の白兵戦や艦内の警備、上陸作戦への支援といった限られた任務を担当します。そのため、その数は比較的少数にとどまります。

まとめ

つまり、軍艦の乗員の中心はあくまで「船を動かすための船員」であり、戦闘を主務とする兵士は全体のごく一部というのが実情です。「兵士の方が多かった」という通説は、海軍の実態を反映したものではないと言えます。