アメリカ合衆国の歴史において、副大統領を務めた後にそのまま大統領へと昇格した人物は8人います。彼らは大きく分けて、選挙によって次期大統領に当選したグループと、大統領の在任中の死去や暗殺に伴って職務を継承したグループに分けられます。
副大統領出身の8人の大統領一覧
選挙で大統領に当選した3人
- ジョン・アダムズ(第2代) — 初代大統領ジョージ・ワシントンの下で初代副大統領を2期務め、1796年の選挙で大統領に当選しました。
- トーマス・ジェファーソン(第3代) — ジョン・アダムズ政権で副大統領を務め、1800年の選挙で大統領に当選しました。
- マーティン・ヴァン・ビューレン(第8代) — アンドリュー・ジャクソン政権で副大統領を務め、1836年の選挙で大統領に当選しました。
大統領の死去に伴い昇格した4人
- ジョン・タイラー(第10代) — ウィリアム・ハリソン大統領の在任中の死去に伴い、1841年に大統領に昇格しました。
- ミラード・フィルモア(第13代) — ザカリー・テイラー大統領の死去に伴い、1850年に大統領に昇格しました。
- アンドリュー・ジョンソン(第17代) — エイブラハム・リンカーン大統領の暗殺に伴い、1865年に大統領に昇格しました。
- チェスター・A・アーサー(第21代) — ジェームズ・ガーフィールド大統領の暗殺に伴い、1881年に大統領に昇格しました。
現代における唯一の例
- ジョージ・H・W・ブッシュ(第41代) — ロナルド・レーガン政権で副大統領を2期務め、1988年の選挙で大統領に当選しました。20世紀以降では唯一、副大統領から選挙によって大統領となった例です。
まとめ
このように、副大統領は「大統領への登竜門」とも呼ばれる重要なポストですが、実際にそのまま大統領の座に就いた例は限られています。特に近年では、リチャード・ニクソンやジョー・バイデンのように、一度副大統領を退いた後に別の機会で大統領に当選するケースもあり、合衆国全体では15人が副大統領経験を持つ大統領となっています。