エルナン・コルテス(Hernán Cortés)は、16世紀にアステカ帝国を征服したスペインのコンキスタドールです。彼の行動はメソアメリカの歴史を根本から変えることになりました。ここでは、コルテスの人生と業績に関する重要な事実を12の項目に分けてご紹介します。
1. 幼少期
コルテスは1485年から1488年の間に、スペインのメデジンで質素な家庭に生まれました。
2. 教育と初期のキャリア
基礎教育は受けたものの、高等教育には進みませんでした。新大陸へ渡る前には、公証人として働いていた経歴があります。
3. アメリカ大陸への渡航
1504年、コルテスは富と冒険を求めてイスパニョーラ島(現在のドミニカ共和国とハイチ)へ航海しました。その後、キューバやその他のカリブ海諸島を探検する遠征にも参加しています。
4. メキシコ遠征
1519年、コルテスは艦船と少数の兵士からなる遠征隊を率い、メキシコへの遠征を開始しました。
5. テノチティトランの征服
コルテスは、アステカの支配に不満を抱く先住民の諸集団と同盟を結び、アステカ帝国の首都テノチティトラン攻略に乗り出しました。激しい戦闘と包囲戦の末、1521年にテノチティトランは陥落します。これはスペインによるメキシコ征服における重大な転換点となりました。
6. メキシコシティの建設
コルテスはテノチティトランの廃墟の上にメキシコシティを築きました。この都市は、後に「ヌエバ・エスパーニャ(新スペイン)」として知られるようになった新領土の首都となります。
7. アステカ皇帝モクテスマ
アステカ皇帝モクテスマ2世は、当初コルテスによって捕らえられましたが、後に不可解な状況の中で亡くなっています。
8. 通訳ラ・マリンチェ
コルテスには、ラ・マリンチェ(マリンツィン)と呼ばれる通訳兼助言者がいました。先住民出身の彼女は、コルテスの征服事業において極めて重要な役割を果たしたとされています。
9. 欧州由来の病気の蔓延
ヨーロッパ人の到来に伴い、天然痘や麻疹などの感染症が持ち込まれ、アメリカ大陸の先住民人口に壊滅的な打撃を与えました。
10. 太平洋の探検
コルテスはメキシコ征服にとどまらず、太平洋を探検し、この地域の新たな領土を発見するための遠征も組織しました。
11. 晩年と死
スペインへ帰国後、コルテスはその功績を認められましたが、同時に法的な問題や紛争にも直面しました。自身の征服の記録は『カルタス・デ・レラシオン(報告書簡)』として出版しています。コルテスは1547年、スペインにてこの世を去りました。
12. 歴史に残した遺産
コルテスによるメキシコ征服は、メソアメリカの先住民文明に計り知れない影響を及ぼし、この地域におけるスペイン植民地支配の確立へとつながりました。彼の遠征は、メキシコの政治・文化・社会のあり方を一変させたのです。