ヨーロッパ戦争の幕引きとなったポツダム会談
1945年5月、ヨーロッパに勝利の時が訪れました。ドイツ軍の侵攻から4年間にわたり祖国を守り抜いたソ連とスターリンにとって、これは大きな力の証明でした。西側連合国は、ヨーロッパ戦争の終結を告げる会議の主催権をスターリンに委ねました。当初は敵国の首都ベルリンでの開催が想定されていましたが、市内が会議を開催できる状態になかったため、計画は変更されることになりました。

ベルリンの南西に位置するポツダムは、プロイセン王やドイツ皇帝が夏の離宮として愛してきた由緒ある土地です。ドイツにおける君主制の消滅前にホーエンツォレルン朝が建てた最後の宮殿こそ、このポツダム会談の舞台となったツェツィーリアンホーフ宮殿です。1945年7月16日から8月2日にかけて、世界の指導者たちがヨーロッパの運命を決定づける首脳会談を行いました。
ツェツィーリアンホーフ宮殿へのアクセス
ツェツィーリアンホーフ宮殿はポツダム市内にあります。市中心部から603番のバスに乗車し、「Schloss Cecilienhof(シュロス・ツェツィーリアンホーフ)」停留所で下車しましょう。最適な乗り換えルートは、事前に公共交通の案内サイトで確認しておくと安心です。
開館時間
- 11月〜3月
- 月曜日:休館
- 火曜日〜日曜日:10:00〜16:30
- 4月〜10月
- 月曜日:休館
- 火曜日〜日曜日:10:00〜17:30
ツェツィーリアンホーフ宮殿の見どころ
宮殿の見学では、最後のドイツ皇太子夫妻が暮らした部屋の一部を見ることができますが、展示の中心はあくまでポツダム会談に置かれています。

ハイライトは、ウィンストン・チャーチル英首相、ハリー・トルーマン米大統領、ヨシフ・スターリン・ソ連指導者による公式会談が行われた大広間です。当時の会議用テーブルと、その上に掲げられていた各国の国旗は、今も元の場所にそのまま保存されています。
また、見学ルートには、3人の指導者のために用意された専用の執務室も含まれています。ここで二国間協議や非公式な意見交換が交わされたと伝えられており、歴史の生々しさを間近に感じられる空間です。