歴史物語

ウォルター・ディーン・マイヤーズの年表――生涯と作品をたどる

ウォルター・ディーン・マイヤーズ(Walter Dean Myers、1937年8月12日~2014年7月1日)は、アメリカの児童書・ヤングアダルト文学を代表する多作で受賞歴豊かな作家です。ここでは、その人生と作家としてのキャリアを年表形式で振り返ります。

ウォルター・ディーン・マイヤーズの年表

1937年

8月12日、ウェストバージニア州マーティンズバーグに生まれます。

1940年代

家族とともにニューヨーク市ハーレムへ移住し、この街で育ちます。ハーレムでの少年時代の体験は、後の多くの作品の土台となります。

1954年

17歳のときに父親が亡くなります。

1955年

アメリカ陸軍に入隊します。

1957年

名誉除隊してニューヨークへ戻り、出版社の編集者としてのキャリアをスタートさせます。

1975年

処女作となる長編小説『Where Does the Day Go?』を出版。ハーレムで育つアフリカ系アメリカ人の少年の成長を描いた作品です。

1981年

ベトナム戦争に従軍する若い兵士たちの姿を描いた『Fallen Angels』を出版。批評家から高い評価を受け、ニューベリー賞オナーブックおよびコレッタ・スコット・キング賞を受賞します。

1982年

ハーレム出身でプロバスケットボール選手を夢見る若者の人生を描いた『The Outside Shot』を出版します。

1984年

ハーレムでギャングに関わることになった少年の経験を描いた『Scorpions』を出版。コレッタ・スコット・キング賞を受賞します。

1988年

更生しようと奮闘する若いグラフィティアーティストの物語『The Mouse Rap』を出版します。

1999年

殺人罪で誤って有罪判決を受け、厳しい刑を宣告された16歳の少年を描いた『Monster』を出版。全米図書賞(青少年文学部門)、プリンツ賞、コレッタ・スコット・キング賞など、数々の権威ある賞に輝きます。

2000年代

『Handbook for Boys』『On My Own』『Lockdown』など、精力的に執筆活動を続け、数多くの作品を発表します。

2014年

7月1日、76歳でこの世を去ります。

まとめ:マイヤーズが残した功績

マイヤーズは作家人生を通じて100冊を超える著作を残しました。その多くは、特に都市部で育つアフリカ系アメリカ人の10代の若者たちの生活や困難に焦点を当てたものであり、ニューベリー・メダル、コレッタ・スコット・キング賞、プリンツ賞など数々の賞と名誉を受けています。若者が直面する現実を率直に描き出しながらも、希望と立ち直りの力というメッセージを届ける彼の作品は、今日でも広く読み継がれ、多くの読者に愛され続けています。