ジュリアス・シーザーとセルウィリア・カエピオニスの関係
ガイウス・ユリウス・カエサルは、数多くの婚外関係があったことで知られる古代ローマの政治家です。その中で最も有名だったのが、セルウィリア・カエピオニスとの長きにわたる関係でした。
セルウィリアはどのような人物か
セルウィリアは、後にカエサルを暗殺することになるマルクス・ユニウス・ブルートゥスの母親です。ブルートゥスは、カエサルが最も信頼していた政治的同盟者の一人でした。さらにセルウィリアは、カエサルの政敵として知られる小カトーの異父姉にあたり、ローマ上流階級における名門出身の女性として高い地位を保っていました。
関係が始まった時期
カエサルとセルウィリアの関係は、紀元前63年頃に始まったと考えられています。当時、カエサルは40代前半、セルウィリアは20代前半でした。年齢差こそあったものの、二人の関係はその後も長く続いたと伝えられています。
当時のローマ社会における評価
この関係は広く噂になっていましたが、当時のローマの基準では必ずしもスキャンダラスなものとはみなされていませんでした。権力を持つ男性が婚外関係を持つことは珍しくなく、むしろ上流階級では一般的な慣習だったためです。
興味深いことに、古代の資料によれば、カエサルはセルウィリアに高価な真珠を贈ったとされ、その価値は600万セステルティウスに及んだと言われています。この逸話は、二人の関係が一時的なものではなく、かなり深い結びつきであったことを示唆しています。