アフリカの歴史

第二次世界大戦中にオーストラリア軍は南アフリカのプレトリアで戦ったのか?誤解を解く

「第二次世界大戦中、オーストラリア人が戦ったプレトリアはどこにあるのか?」という質問がありますが、まず前提としてその質問自体に誤りが含まれています。

第二次世界大戦とプレトリアの関係

実は、第二次世界大戦(1939年〜1945年)中に、オーストラリア軍が南アフリカのプレトリアで大規模な戦闘や作戦に参加した事実はありません。プレトリアは南アフリカの首都の一つ(行政上の首都)ですが、この時期に同地をめぐる戦闘は発生していません。

混同されやすい背景:ボーア戦争

この誤解の背景として考えられるのは、第二次ボーア戦争(1899年〜1902年)との混同です。この19世紀末から20世紀初頭の戦争において、イギリス帝国の自治領として参戦したオーストラリア軍部隊は、実際に南アフリカ各地で戦い、1900年にイギリス軍がプレトリアを占領した作戦にも関与しました。

第二次世界大戦でオーストラリア軍が戦った主な場所

第二次世界大戦中、オーストラリア軍が実際に戦った主な戦域は以下の通りです。

  • 北アフリカ戦線:エル・アラメインの戦い(エジプト)、トブルクの包囲戦(リビア)など
  • ギリシャ・クレタ島:枢軸軍の侵攻に対する防衛戦
  • 太平洋戦線:ニューギニアのココダ・トレイルの戦い、ミルン湾の戦いなど
  • 東南アジア:シンガポール陥落(1942年)など

まとめ

つまり、「第二次世界大戦でオーストラリア人が戦ったプレトリア」は存在しません。プレトリアでオーストラリア兵が戦ったのは、約40年前のボーア戦争の時代です。第二次世界大戦におけるオーストラリアの貢献は、主に北アフリカ・中東戦線と太平洋・東南アジア戦線で発揮されたものです。