アフリカの歴史

アフリカ系アメリカ人に門戸を開いた労働組合の歴史とは?

アフリカ系アメリカ人のために最初に設立された労働組合は、1869年に創設された「有色人全国労働組合(Colored National Labor Union、CNLU)」です。しかし、CNLUは存続期間が短く、労働運動に大きな影響を与えるには至りませんでした。

アメリカ労働総同盟(AFL)と黒人労働者

1881年に設立されたアメリカ労働総同盟(American Federation of Labor、AFL)は、当時最も影響力のある労働団体でした。AFLは当初、黒人労働者の加入に消極的でしたが、1900年代前半にはいくつかの全黒人組合の加盟を受け入れるようになりました。

しかしながら、AFLは組合内部で黒人労働者と白人労働者を分離する差別的な構造を維持し続け、黒人労働者が直面していた差別問題に対して十分な取り組みを行うことはありませんでした。

産業別組織会議(CIO)の登場

1935年に設立された産業別組織会議(Congress of Industrial Organizations、CIO)は、AFLに比べて黒人労働者にはるかに開放的な姿勢を示しました。CIOは、鉄鋼、自動車、ゴムといった大量生産産業の労働者を組織化しましたが、これらの業界には多くの黒人労働者が従事していました。

CIOは差別に対して強く反対する立場を明確にし、労働運動の人種隔離撤廃(デシグリゲーション)において重要な役割を果たしました。

AFL-CIOへの統合とその後

1955年、AFLとCIOは合併して「AFL-CIO」が誕生しました。AFL-CIOはCIOが掲げてきた公民権へのコミットメントを受け継ぎ、黒人労働者に対する差別と闘う活動において主導的な役割を担い続けています。