クリップスの加入儀式とは?
「クリップス(Crips)」という言葉は、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで誕生した悪名高いストリートギャングを指すのが一般的です。
ギャングへの加入儀式(イニシエーション)では、新規加入者の忠誠心を試し、メンバーシップを承認するために、暴力的あるいは屈辱的な儀式が課されることが少なくありません。これらの儀式の内容は、クリップスの各地域グループ(セット)ごとに異なり、時代とともにも変化していますが、よく知られている共通要素には以下のようなものがあります。
代表的な加入儀式の例
- 暴行・身体的攻撃: 新規加入者が、既存メンバーからの殴打や暴行を受けることがあります。「ジャンプイン」と呼ばれるこの儀式は、痛みに耐える忍耐力を示すものとされています。
- 発砲: 場合によっては、模擬的な発砲体験や、特定の対象物を撃つことが求められ、暴力への抵抗感がないことを示させられるケースもあります。
- 強盗などの犯罪行為: ギャングへの忠誠を証明するため、強盗などの軽犯罪を実行するよう命じられることがあります。
- 麻薬の売買: 新メンバーが組織の資金源となる麻薬取引に従事させられることもあります。
- ギャングのシンボルやタトゥー: 所属の証として、ギャング特有のタトゥーを入れたり、特定の記号や色を身につけたりします。
- バンダナの受け渡し: 一部のギャングでは「ラグのパッシング」と呼ばれる儀式が行われ、バンダナや衣類の受け渡しをもって正式な受け入れを象徴します。
- 一定期間の試練: 規定の期間、街頭やギャング内部で生活を続け、精神的・肉体的なタフさを証明することを求められる場合があります。
- 重大犯罪の遂行: まれなケースですが、忠誠心の最終確認として、殺人などの重大な犯罪を犯すことを要求されることも報告されています。
加入儀式の違法性と危険性
ここで挙げたような行為は、すべて違法かつ非道徳的で、人を傷つける危険なものです。ギャングへの加入は、本人だけでなく家族や周囲の人々の人生をも破壊しかねません。
もし自分や身近な人がギャングへの加入を強要されている、あるいは加入を考えている場合は、警察などの法執行機関、地域の支援団体、学校の相談窓口など、信頼できる支援システムに早めに助けを求めることが重要です。危険な環境から抜け出すための支援プログラムも数多く存在します。